【長文】LOSTシーズン1ネタバレあらすじ・個人的な感想
LOSTシーズン1、ついに見終わりました!
次から次へと場面が変わるCMを目にし、これはいつか、
見なければならない!と胸に温め続け、
はやる気持ちを落ち着かせながらやっと手にしたLOSTシーズン1。
LOSTとは、アメリカで2004年9月から2010年5月まで
放映されていた大人気テレビドラマ。
『M:I:Ⅲ』や最近では『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を監督、
2015年公開予定の『スター・ウォーズ』の新作の監督に決定している
JJエイブラムスが制作を手掛けた作品です。
そしてシーズン1は、2005年5月25日まで放映され、
DVDにしてなんと12枚もありました。
これは覚悟せねば・・・と最初は躊躇したものの、見始めればもう、
次から次へと気になって仕方がない、ふと気がついた頃にはもう、
既にすっかり虜でした。
以下、ネタバレあらすじ記事です。ご注意を!
[はじまり]
冒頭、スーツ姿のジャックは、ジャングルの中で目覚める。
何がなんだか分からず、ジャングルを走り抜けるとそこには、
青い海と白い砂浜、ビーチが!
ビーチには、今落ちたばかりの飛行機の残骸や
炎の上がった破片があちこちに。
立ち尽くして叫ぶだけの女性、闇雲に助けを呼ぶ男性、
陣痛が始まったのか、うめき声をあげ苦しむ妊婦、破片がおなかに突き刺さり、
痛みに悶える男性、ジャックを見つけ、助けを請いに近づいた男性は次の瞬間、
エンジンに吸い込まれ、大爆発が起こる。
そんな衝撃的な地獄絵図から始まるLOSTシーズン1。
もう目が離せません。
南国の無人島(と思われた)に墜落したオーシャニック815便。
48人の生存者のうち、主要の何人かのストーリーが島での現在と、
飛行機に搭乗するまでの過去のフラッシュバックが交互に進むLOST。
ここで主な登場人物の紹介をしていきます。
多いうえに話がくるくる繋がっていくので覚えるのが大変?
でも大丈夫です!一人ひとりの話の始まりには、
必ずその人個人のあらすじをフラッシュバックで追っていくストーリーになっています。
[登場人物紹介]
自身の務める病院の院長である父が、行方不明になり死体で発見されたのは、
医療事故で告発した自分のせいだと、自責の念にかられている医者、ジャック。
持ち前の正義感で皆から頼られ、生存者達のリーダー的存在となる。
幼いころに詐欺師に騙され大金を持ち逃げされた母親を父親が射殺し、
自分も銃で後追い自殺をする、という衝撃的な場面を目にし、
その詐欺師を復讐の為探し続けているソーヤ。
憎まれ役を買って出るため、皆から敬遠され、孤独を決め込んでいる。
保安官に連れられ護送中だったケイト。
正義感のあるジャックに頼りながらもアウトサイダーのソーヤに惹かれていく。
イラクの通信兵だったサイード、韓国人夫婦のジン
(英語が話せず、周りの人々とのコミュニケーションがとれない)とサン、
臨月の妊婦クレア、落ちぶれたロックミュージシャンでヤク中のチャーリー、
血の繋がっていない異母兄弟のブーンとシャノン、
呪われた数字でロトくじで大当たりし大富豪になったハーリー、
親子の仲がうまくいってないマイケルとその息子、10歳のウォルト。
ウォルトが連れている犬、ビンセント。
同乗していた夫が行方不明になりながらも、生きていると確信し、
微笑みつつ穏やかに過ごしているローズ、車いすで紙会社の事務職のロック。
彼は島では何故か足が自由になっており、サバイバルおたくだった趣味を生かし、
イノシシ狩りをして皆より一目置かれる存在となる。
[背景]
来るともわからない、救助を待ちながら何とか島での生活を始める生存者達。
新鮮な水と岩に囲まれた安心感を確保し、
やっと見つけた洞窟にキャンプをする者、
いつ救助が来てもすぐに判るようにとビーチにキャンプをする者と、
二手に別れたがそれでもお互い協力しながら島での暮らしは順調に思われた。
ところがその島は、南国のはずなのに白クマが襲ってきたり、
何ものかわからない黒いケムリが襲って来たり(後に、セキュリティシステムと判る)
あちこちに人間の白骨化した死体があったり、ジャングルの奥に古い難破船が存在したり、
どこからともなく囁き声が聞こえてきたり、なんとも不思議な場所なのだった。
やっと救難信号を送るために設置した無線機からは
「助けて!私以外の人間はみな奴らに殺された!」と16年前から
発信されているフランス語のメッセージを傍受し、皆の不安を更に煽る。
慣れない無人島の生活に不安を隠せない生存者達に
次から次へと襲いかかる不可解な出来事。
[ルソーとの出会い]
ぜんそく持ちのシャノンの吸入器を隠し持っていると疑い、
ソーヤを拷問してしまった元イラク兵のサイードは、
自責の念に駆られ、一人キャンプから離れ、皆の役に立つ為島の測量の旅に出る。
海岸線を歩いている時に砂浜に埋もれた太いケーブルを見つけ、
それを辿ってジャングルの奥へと入っていく。
罠にかかり、気を失うサイード。目覚めた時には体を縛られ、
目の前にはフランス人の女性の姿が。
罠を仕掛けたフランス人女性、彼女の名前はルソー。
何年か前に調査隊として複数人でこの島に入り、遭難してしまった。
他の仲間は皆殺されてしまい彼女一人生き残った、という。
この島に住む、「他のものたち」に生まれたばかりの娘、
アレックスを奪われ、彼女を取り返そうと一人で生きていたのだった。
そして受信した信号は、ルソーが発信したものだったのだ。
[クレアの誘拐]
妊婦のクレアは、悪夢を連続して見るようになり、
ある晩寝込みを襲われ叫び声をあげる。だが近くには誰の姿もなかった・・・。
それを医者のジャックに訴えるが、妊婦は不安定になりやすい、
と取り合ってくれない。
クレアは安住の地と思われた洞窟を出てビーチに戻ろうとする。
必死に引き留めようとするチャーリー。
言い合いをしながらビーチに向かう途中、おなかの痛みに襲われるクレア。
そこへ、茂みの中から815便の生存者の仲間と思われていた、
イーザンが現れる。不気味な表情をして・・・。
一方、危機管理の為に名簿を作ろうと乗客名簿との
人物確認をしていたハーリーは、イーサンがキャンプの中に
墜落した飛行機に乗ってなかったことを発見する。
イーサンはいったいどこから来たのか?何の目的があり、
乗客に紛れていたのか?
チャーリーとクレアは姿を消してしまった。
その夜、ジャック達の捜索により木に縛られたチャーリーが見つかった。
イーサンは「他のものたち」であり、奴らの目的はクレアだった、
とチャーリー。
クレアは戻ってこない。自分のせいだと落ち込むチャーリー。
数日して、ジャングルを彷徨っているクレアが発見される。
だが彼女は、飛行機に乗った以降の記憶を全て無くしていた。
[墜落したプロペラ機]
ロックとブーンは狩りの途中、地中に埋まった金属物を見つける。
掘り起こしてみるととても大きなもので、
ハッチがあるがどうしても開ける事ができない。
二人は何日間も皆には狩りをしている、
と嘘をついてハッチを開ける作業に専念していた。
ブーンは気が咎め、皆にハッチのことを打ち明けるべきだ、
とロックに提案するが何故かロックは強くブーンに口止めをする。
ある日ロックは夢を見る。これは啓示だ、
と確信した彼はブーンと共にジャングルに入り、
夢の記憶に従い墜落したプロペラ機を木の上に発見する。
その時不思議と急にロックの足が動かなくなってしまう。
ブーンは木の上からプロペラ機の中を調べる。
そこにはおびただしい数のマリア像と神父の死骸が。
そして墜落の衝撃で割れたマリア像の中からは大量のコカインが・・・。
プロペラ機の中に通信機を見つけたブーン、
必死に通信を試みようとしたその時、木の上で絶妙に引っかかっていた
プロペラ機はバランスを失い、ブーンもろとも地面に墜落してしまう。
血だらけのブーン。
ロックは驚き自分を責め、足を引きづりながら
血だらけのブーンを背負い医者のジャックの元へ連れていく。
崖から足をすべらせた、と伝えてロックは姿を消す。
ジャックは怪我の状態を見るうち、
崖から落ちたのではないと気が付きロックに不信感を抱く。
[クレアの出産]
一方クレアはジャングルで出産を迎えることになる。
医者のジャックは、瀕死のブーンに輸血をしている為、出産に立ち会えない。
赤ちゃんを取り上げるのをケイトに託すことに。
不安と期待が交り合う中、クレアは無事男の子の赤ちゃんを授かる。
時を同じくして、大けがを負ったブーンの命は尽きてゆくのであった。
[いかだ組の出発]
マイケルはいかだを作って島を脱出し、
船を見つけて救助を島へ誘導することを考えつく。
一人いかだ作りを始めるマイケル。
初めは懐疑的だった皆も、次第にいかだに希望を託すようになる。
潮の流れを見、すぐにでも出発できるよう、いかだ作りを急ぐみんな。
一度火事で燃やされる、というトラブルに見舞われながらも
どうにか完成したいかだで親子の信頼を取り戻した
マイケルと息子のウォルト、ソーヤ、奥さんのサンの為に
自分は犠牲になろうとしたジンは皆の期待を一身に出発する。
[ハッチの爆破]
ジャックはブーンを助けられなかった空しさを
ロックへの怒りへと変えていた。
そこへキャンプが今晩襲われるだろう、とルソーが警告をしにやってくる。
ロックは苦悩の末、ハッチの事をジャック、ケイト、ハーリーに打ち明ける。
ジャックはみんなの避難場所にと考え、爆破して開ける事を考える。
ダイナマイトが黒い岩にある、というルソーに先導してもらい、
ジャック達は難破船(通称黒い岩)へ取りに行く。
ダイナマイトを無事持ち帰ったジャック、ロック、ケイト、ハーリーは
ハッチを開ける準備をする。
ハッチを開ける為導火線に火を付ける瞬間、ハーリーは自分を不幸に陥れた、
呪われた数字がその建物の胴体に彫ってあるのを発見し、
ロックに火を付けるのをやめろ!と慌てて叫ぶ。
が、ロックはその声を無視し、導火線に火を付ける。
ついにハッチは開けられた。
中には暗闇に続く梯子が。その先はいったい何があるのか?
[いかだ組]
いかだに乗った4人は、サイードが作ったソナーに船影を見つける。
たった一つの照明弾をあげ、存在を知らせる4人。
ライトを照らし船が近づいてきた。大喜びをするいかだの4人。
ところが現れた船の男たちは、子供のウォルトをいただく、と要求する。
拒むマイケル、銃撃しようとしたソーヤは逆に撃たれ、
マイケルとジンも攻撃を受け、イカダは爆破されてしまう。
マイケルの抵抗も空しく、ウォルトを連れ去られてしまう・・・。
ウォルトはいったい何処へ、どうして連れされたのか?
以上、LOSTシーズン1、ネタバレあらすじ記事でした。
LOSTシーズン1の個人的な感想
はー、先が気になりますね!以下、感想です。
少しネタバレ記事が入っての感想ですので、ご注意ください。
LOSTシーズン1を見終えた時、もう、次が気になって仕方がありませんでした。
ストーリーが進むにつれ、明らかになっていく登場人物の過去、
少しづつ登場人物が過去に触れ合っているのを発見できる楽しみ、
そして次から次へと深まっていく島の謎。
はらはらどきどきの事件がありながらも、
根底には人間どうしの温かい触れ合いが描かれていて、
本当にこれはよく出来たドラマだと感心せずにはいられません。
登場人物一人ひとりのストーリーがきちんとしているので、
感情移入してしまい、自分だったらいったいどうするだろう?
どの登場人物の様に振舞うだろう?
と想像するのも楽しく、登場人物たちが過去に交り合っているのを
発見できる楽しみもあります。
ウォルトとマイケルが初めて親子の心を通わせたシーンでじーんとしたり、
サンとジンのストーリーを自分に重ね合わせてみたり。
クレアの出産シーンでは、もう、感動して涙ぼろぼろでした。
女子としての意見を言わせていただくと、
ケイトの心の揺れが気になって仕方がありません。
正義感に満ち溢れ、いつも正しい方向に行こうとするジャック、
アウトサイダーを決めているがふと弱い面をさらしてしまうソーヤ
(ソーヤの逞しい肉体は、女子向けにわざと度々さらしているとしか思えません!)
駄目な人、と思いつつも惹かれてしまう、揺れる女心。
正義感のジャックか、不良のソーヤか?ケイトはいったいどちらを選ぶのか?
うぅ、何を取っても、シーズン2が待ちきれません!
以上、LOSTシーズン1、感想でした。