SHERLOCKシーズン1 ネタバレ有りの個人的感想!

※以下、SHERLOCKシーズン1の
あらすじネタバレを含む記事となりますのでご注意下さい。

冒頭、シリアスなシーンから物語は始まる。心と体に傷を負っているらしき男。ふと、呼び止められた彼の名前は、ジョン・ワトソンーーー。

さほど時間はかけずに、大体の人が気付くだろうそれは、今までに知っていた 『シャーロック・ホームズ』とは明らかに違うということ。そう、このドラマの舞台は現代のロンドン。時代も街も、シャーロック・ホームズやジョン・ワトソン本人たちでさえ、何から何まで現代の物語なのだ!

思い切った設定ではあるが、これが見事、原作を元ネタになんの違和感もなく、そこにシャーロック・ホームズが存在している。逆にどうして今までなかったのか不思議に思うほど、現代版シャーロックはシャーロック・ホームズなのである。

このドラマが他の数あるホームズ作品から一目置かれる理由は、その世界観や設定に加え、魅力的なキャラクターにもある。自らを「高機能社会不適合者」と呼び、世界で唯一のコンサルタント探偵を自称するシャーロック。態度は横柄で、ただ自分を喜ばせてくれる謎だけに興味を示す。

ゆえに周りからは変人呼ばわりされていたが、己を純粋に賞賛してくれ、危険も共にしてくれるジョンに、次第に(限りなく分かりづらいが)心を開いていく。一方、アフガン戦争に派兵されていたが、怪我により送還、PTSDに悩まされていたジョン。シャーロックの(主に対人関係の)フォローと、医者としての本分も発揮。誠実かつ勇敢で射撃の腕も良い。惚れやすく、恋人もできるが(主にシャーロックのせいで)長くは続かない。

現代風にした、この細かいキャラクター設定を始め、ドラマの節々から溢れ出すのは製作陣のシャーロック愛。例えば、二人の出会いは知人による仲立ちでその場所もバーツ(病院)、と原作に倣っており、なおかつ、シャーロックがジョンの人物像を言い当てる為のアイテムとして使われるのは、原作→懐中時計、現代版→携帯電話と、原作をリスペクトしながらも現代風に改変。

ジョンの怪我の場所に至っては、原作の矛盾点さえも上手く取り入れている(どういう風にアレンジしたかはドラマでチェック!)。そして、一言では言い表せない、二人の独特な関係性と掛け合いが絶妙。

それもそのはず、まさしくこのドラマでトップスターの仲間入りを果たした、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチと、英国ではすでにおなじみの顔、個性派であり実力派俳優の、ジョン役マーティン・フリーマン。この二人は自分たちでも、お互いの間には化学反応が起きているとか言っちゃうくらい、長年連れ添った夫婦のように息ぴったり!シャーロックとジョンを地でいく最強のコンビなのだ。

上で述べたような、シャーロキアンをも唸らせる原作リスペクトのアレンジと、作中に登場するジョンのブログが、実際に公式で公開されていたりと、原作を知らない視聴者をも楽しませる小ネタなどもあり、抜け目のない作り込み。
もちろん、核となる謎や事件も手抜きは一切ナシ。二人の出会いと初めての事件から、シャーロックのライバルとなる、ある敵とのゲームの始まり…。そして覚悟して欲しいのは最終話、ラストの衝撃!!!(これ以上は何も言いますまい…)

1話1時間半の3話からなる1シーズン。シャーロックのの得体の知れない魅力に、(あ、こいつ、ちょっとおかしい…)と感じながらも惹かれていくジョンと同じ目線で物語を楽しめ、するりと世界に飲み込まれていく。見事なコンビネーションで事件を解決していく爽快さと、上質で濃厚な謎とストーリー。

観終わったあとの満足感は異常。それでいてすぐにでも続きを観たくなる中毒性も持ち合わせている。世界一有名な古典的探偵が、スタイリッシュに生まれ変わった「SHERLOCK」。これはもう、観ない理由はない!

kandou joshi

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